介護休業から復職したら喪失感と居心地の悪さが待っていた話【体験談⑦】

疲れた様子のOL まゆみの体験談

今回の内容は、

離れて暮らす両親を一人で看取り、

介護休業を終えて自分の住むアパートに戻ろうとしていた頃のこと

を描いています。

当時の私は、

  • 両親を相次いで亡くした悲しみ
  • その手続などをすべて一人で終えた疲れ

これらによって、心身ともにボロボロの状態になっていました。

両親が亡くなった際、会社は実家あてに供花を送ってくれました。

遠く離れた地で、数カ月にわたりひとりで介護をしていた私でしたが、供花が届いたときには「私はちゃんと、会社に所属していたんだな…」という実感を得ることができました。


\この記事を書いているのはこんな人/

まゆみ

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精神障害者手帳3級(うつ・パニック障害)を取得して約15年。特例子会社での勤務経験を経て、現在は在宅フリーランスとして働いています。自分のキャパを超えた働き方をした実体験をもとに、無理しない働き方について発信しています。

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介護休業から復帰すると以前とは違う環境の職場が待っていた

頭を抱える女性

母を見送り、たった独りで必要な手続きをすべて終えた私は、介護休業を終えて職場に復帰しました。


頭では分かっていました。

介護休業というものは「休ませてもらう制度」
であって、
会社はその間も日々の業務を止めず、毎日動いているものだ

ということを。

休職者はいつ戻ってくるか分からない以上、現場で頑張って働いている従業員を中心に、体制が組み直されていく。

それはたぶん、どんな職場でも同じだろうと思います。

実際にわたしが復職してみると、

  • 職場の雰囲気
  • 業務の進め方
  • 人員配置担当業務

など、さまざまなものが少しずつ変わっていました。

自分がいなかった期間に積み重なった変化を目の前にして、

「これは完全に浦島太郎状態だな…

と感じたのをよく覚えています。

それに加え、介護休業を取らせてもらったことに対する申し訳なさも、常に頭の片隅にありました。

  • 長期間抜けてしまったこと
  • 自分が短時間勤務社員であること

そうした背景から、

自分は迷惑をかけてしまった側なんだ

という考えが、無意識のうちに強くなっていたように思います。

私は、会社の規定どおりに休業を取得し、正式に復職しただけです。

制度としては、何も間違ったことはしていません。

それなのになぜか、復職後はずっと居心地の悪さがありました。

この頃から、気を張って働いているつもりでも、更に不眠が酷くなったり、ふとした時に強い不安感に襲われることが増えていきました。

  • ちゃんと仕事に戻らなきゃ…
  • 席があるんだから、ここで踏ん張らないと……
まゆみ
まゆみ

そう思えば思うほど、心と身体が少しずつ噛み合わなくなっていった感覚があります…


介護休業から復職したものの上手く順応できない自分がいた

疲れた様子のOL
疲れた様子のOL

復職してからしばらくのあいだの私は、なんとか休職前のパフォーマンスまで戻そうと、自分なりに一生懸命頑張っていました。

新しく加わった業務の流れを覚えたり、周りに迷惑をかけないよう気を張り、短時間勤務の枠の中で、できることを精一杯やろうとしていました。

でも、心と身体は正直でした。

夕方前に仕事が終わって帰ると、その時点でもうぐったりしていました。

「病気や障害で出社が難しい女性がベッドで休んでいるイメージ

身体はものすごく疲れを感じているはずなのに、眠ろうとして布団に入ると、寝付くことができません。

眠らないと明日の仕事に響いてしまう…と気持ちは焦るのに、どうやっても眠りに着くことができない毎日が続きました。

当然、日中は身体も頭も鉛のように重い感じがしていました。

また、理由の分からない不安に襲われるようにもなりました。


体調不良を抱える女性

介護休業中の私は「いま自分が倒れるわけにはいかない」と、張り詰めた精神状態で毎日を過ごしていました。

しかし、復職して自分ひとりの生活に戻ったことで、一気に疲れが表に出てきたような感覚でした。

それでも当時の私は、

  • これはきっと一時的なもの
  • 環境に慣れれば落ち着いてくるはず

と、自分に言い聞かせていました。


たったひとりでの介護と、両親の看取りが終わったばかり。

そして、4カ月という長い期間を休ませてもらい、復職したばかりの頃のことでした。

ここでさらに

「もう体調が限界です」なんて、とても言えない

という、申し訳ない気持ちもありました。


頭を抱える女性

でも、ある時ふと、

やっぱり、このまま無理をして働き続けたら、もっと酷い状態になるかもしれない───

という感覚が、はっきりと浮かびました。

今までにも私は、自分の体調を軽視して働き続けた結果、休職や退職に至った経験があることを思い出しました。

車内の疲れ果てた女性

やっぱり、同じことを繰り返してはいけない ───

そう悟った私は、自分から会社に相談し、傷病休職を取るという決断をしました。

電話のイメージ

介護休業とは違い、傷病休職は「自分の体調不良」が理由です。

正直に言うと、介護休業を取った時よりも、自分の傷病休職を申し出たときのほうが、精神的なハードルは高かったように思います。

それでもこのときは、「いったん、ちゃんと立ち止まらないとダメだ」という気持ちで腹をくくりました。

まゆみ
まゆみ

こうして私は、介護休業から復職してわずか数か月で、再び休職に入ることになったのです。


💡振り返りポイント|復職は簡単なものではなかった

questions

介護休業を終えて復職した当時の私は、

元の生活に戻って日々をこなしていくうちに、落ち着いて来るはず───

そう思っていました。

でも実際には、

心も身体も、すでに限界に近い状態だったのだと思います。

会社としては、いつ戻ってくるか分からない休職者よりも、今働いている社員を優先して考えるのは当然のことです。

頭では分かっていたのですが、

復職後の職場の雰囲気は、以前とは少し違って感じられました。

  • 休ませてもらったことに対する申し訳なさ
  • 短時間勤務であることへの引け目
  • そして、「また迷惑をかけてしまうかもしれない」という不安

そうした気持ちが重なり、不眠やパニック発作などの症状は、次第に悪化していったのです。

まゆみ
まゆみ

このときはまだ、「これが最後の出社になる」なんて思っていませんでした…

この後にもまだ、大波乱の出来事が待っていたのです。



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