就労移行支援を探しているとき、キズキビジネスカレッジという名前を見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。
高度なビジネススキルが学べる とされる一方で、

本当に就職につながるの?
在宅でも利用できるの?

ほかの就労移行支援と何が違うの?
自分の体調でもやっていける?
と、不安や疑問を感じる方もいると思います。
キズキビジネスカレッジは、うつや発達障害などの当事者を主な対象とし、「もう一度働きたい」という気持ちを叶えるための設計がされている、就労移行支援事業所です。

個人的に、キズキの公式サイトやYouTubeチャンネル・パンフレット資料など、色々な媒体を確認してみました。
色々と見ていくうちに、キズキは「単なる居場所作りのための就労支援」というよりも、社会復帰に向けて前向きにトレーニングするための機関という印象を受けるようになりました。
今回の記事では、キズキビジネスカレッジの
について、精神障害の当事者目線も交えながら(私のことです)、できるだけ客観的に整理していきます。
「自分に合うかどうか」を判断する材料として、参考になれば幸いです。
キズキビジネスカレッジとは?まずは全体概要をご紹介します

| 事業所名 | キズキビジネスカレッジ |
| 区分 | 就労移行支援事業所 |
| 運営会社 | 株式会社キズキ |
| 代表者 | 安田祐輔 ※発達障害(ASD/ADHD)当事者 |
| 設立 年月日 | 2015年7月13日 |
| 事業所 | 全国に12箇所(2026年時点) |
| 主な 利用者 | うつ・発達障害など 精神障害の当事者 |
| 利用料金 | 所得に応じて0円から利用可能 |
| 在宅利用 | 可(本文中に説明あり) |
| 主な プログラム | 会計・ファイナンス/英語/ Webマーケティング/ Webライティング/ Excel・PowerPoint基礎/ 動画制作/Webデザイン/ プログラミング |
| 主な 特徴 | ・就職先は一般雇用と 障害者雇用の割合がほぼ同率 ・実践に即したプログラムが豊富 ・各分野から第一線で活躍中の講師を採用 ・スタッフにも高いスキルを持つ 障害当事者を多く採用 |
| 公式サイト |
▶ 事業所所在地などの詳細はキズキビジネスカレッジ公式ホームページに掲載されています
キズキビジネスカレッジとは、主にうつ病や発達障害などの精神障害を抱える方を対象に、就職に向けた専門的なスキル習得を支援する就労移行支援事業所です。
離職中の方や、休職中で復職・転職を検討している方などが利用対象となっており、体調を整えることだけでなく、就職して働き続けることをゴールに設計されているのが特徴です。
就労移行支援のなかには、まずは生活リズムを整えることを目的としたところや、安心して過ごせる居場所づくりを重視する事業所もあります。
一方で、キズキビジネスカレッジは、会計・Webマーケティング・ライティング・動画制作・プログラミングなど、比較的専門性の高い分野をカリキュラムとして用意し、働く力を具体的に身につけることを重視しています。
\公式サイトでも「ビジネススクール」と
記載があります/

実際に公式サイトや資料を確認してみると、カリキュラム内容や就職までの流れが比較的明確に示されており、目的意識を持って通うことを前提とした設計であることが分かります。
また、代表自身が発達障害の当事者でうつも経験しており、公式YouTubeなどで顔出しで発信している点も印象的でした。
支援の理念や考え方を言葉で説明しているため、「どんな思いで運営しているのか」が見えやすい事業所だと感じます。
就労移行支援事業所のなかには、「とりあえず通えるだけでOK」という雰囲気のところもありますが、キズキはどちらかというと社会復帰を目的としたトレーニング機関に近い印象です。

キズキは目的意識が高いぶん、合う/合わないは分かれそうですが、本気で社会復帰・就職を目指す人には、心強い環境だと感じました。
就職活動のサポートから、就職後の定着支援まで一貫して対応している点も、安心材料のひとつといえるでしょう。
【公式サイトはこちらにあります】
▶ キズキビジネスカレッジ
キズキと他の就労移行支援との違いはどんなところ?

就労移行支援事業所とひとことにいっても、その方針や支援内容はさまざまです。
大まかに分けると、次のようなタイプがあります。

そのなかでもキズキビジネスカレッジは、「就職とその後の定着」を明確なゴールに据え、比較的専門性の高いスキル習得を重視している点が特徴です。
「就職と定着」をゴールに設計された支援方針

実際にキズキの公式サイトでは、就職率は約83%という実績が公表されています。
就労移行支援事業所全体の就職率が約55%前後とされるなかで、比較的高い水準といえるでしょう(※いずれも公式情報参照。時期や状況により変動あり)。
また、一般的に就職までに約15か月程度かかるケースが多いといわれるなか、キズキビジネスカレッジでは最短4か月で内定に至るケースもあると紹介されています。
もちろん、就職までの期間は体調や希望条件によって大きく異なります。ただ、「就職をゴールに設計されている」という方針は、こうした数字にも表れているといえるでしょう。
一方で、

まずは安心できる場所に通いたい…

ゆっくり生活リズムを整えたい…
こういった段階の方にとっては、ややハードルを感じる可能性もあります。

逆に言えば、「本気で就職を目指したい」「スキルを身につけて自信を取り戻したい」という方にとっては、相性が良い選択肢になり得ます。
一般雇用と障害者雇用、どちらも選択肢にできる設計

さらに特徴的なのは、就職先の雇用枠の割合です。公式発信によると、キズキビジネスカレッジの就職者のうち、約58%が一般雇用、約42%が障害者雇用となっています。
就労移行支援事業所というと、障害者雇用を前提とした支援をイメージする方も多いかもしれません。
しかしキズキでは、一般枠・障害者枠のどちらかに限定するのではなく、利用者の希望や状況に応じて柔軟に進路を検討しているとされています。
キズキの代表である安田氏は、公式Youtubのe動画内で、
うつ病で休んでいたとしても、その間にしっかり学び直しをしておくと、一般雇用であってもきちんと就職できるだけのスキルがつく
という趣旨の話をされています。
キズキのPR発信でも、「雇用枠にとらわれず、これからのキャリアを一緒にプランニングする」という方針が示されています。
実際に、
など、進路はさまざまです。希望をそのまま叶える人もいれば、支援の中で柔軟に進路を変える人もいます。
障害者雇用に限定されるのではなく、「どちらも選択肢にできる設計」である点は、他の事業所との大きな違いのひとつといえるでしょう。

個人的には、最初から雇用枠を固定されないのは大きな安心材料だと感じました。体調やスキル、自信の回復度合いによって、選択肢が変わることもあるからです。
なぜここまで「スキル習得」にこだわるのか?
キズキビジネスカレッジは、なぜここまで「スキル習得」と「就職までの期間」に重点を置いているのでしょうか。
公式サイトだけでなく、YouTubeチャンネルや資料を確認してみると、その背景にある考え方や具体的な取り組みがより明確に見えてきました。
次の章では、実際の発信内容や資料をもとに、その特徴を整理していきます
公式発信から見えてきたキズキビジネスカレッジの本質

公式サイトだけでなく、YouTubeチャンネルやダウンロード資料も確認してみると、キズキビジネスカレッジの支援方針や力を入れているポイントがより具体的に見えてきます。
パンフレットや公式サイトには、プログラムの内容や講師陣の経歴が掲載されており、公式YouTubeでは代表自らが支援の考え方について発信しています。

ここでは、実際に確認して印象に残ったポイントを整理します。
当事者である代表が顔出しで発信している安心感

キズキビジネスカレッジの公式YouTubeでは、代表の安田氏(発達障害の当事者/うつも経験あり)が顔出しで数多くの動画に出演しています。
就労移行支援事業所のなかには、運営側の考え方があまり見えないところもあります。
キズキでは、代表自身が当事者からの質問に答える形式の動画を多数公開しています。
たとえば───
など、就労移行支援を検討する方が興味関心を持ちやすいテーマについて、たくさん取り扱っています。

運営者の顔や考え方が明確に見えるという点は、事業所選びで不安を感じる当事者にとって、安心材料のひとつになるかもしれません。
キズキではなぜ「高度なスキル」を教えているの?

キズキビジネスカレッジでは、会計・英会話・Webマーケティング・ライティング・動画制作・プログラミングなど、比較的専門性の高い分野もカリキュラムとして用意しています。
汎用性の高いプログラムを漠然とこなすというよりも、具体性のある内容で力をつける方向性を打ち出している点が特徴です。
その理由については、キズキビジネスカレッジの公式YouTube動画で、代表自らが語っています。
▶【うつや発達障害の方こそスキルをつけるべき!】高度で専門的なビジネススキルを教える2つの理由(公式YouTubeより)
上記の動画内では、うつなどで自己評価が下がっている時期にこそ、新しいことを学ぶ経験が「自分は成長できる」という自己肯定感につながる、という趣旨の話がされています。
単なる就職対策としてのスキル習得ではなく、「自己肯定感を取り戻すための学び」という考え方は、キズキの支援方針を理解するうえで重要なポイントだと感じました。
無理せずゆっくりではなく、「挑戦を通して自信を回復していく」というスタンスは、未来に向けて歩むための大きな一歩になると思います。

ただし、まだ体調が不安定な段階の方には、負荷に感じる可能性もあるかもしれませんね。
プログラムの幅広さと実践的な仕組みについて

キズキの公式サイトからダウンロードしたパンフレットを確認すると、開設されているプログラムは以下のように幅広い分野にわたっています。
特定の分野に限定せず、利用者の希望や適性に応じて、学ぶ内容を選べる設計になっている点が印象的でした。
さらに、「プロフェッショナルコース」という特別コースも設けられており、一定の基準を満たすとインターン形式で実践的な業務経験を積める仕組みもあります。たとえば、SEOライティングや動画制作など、実際の業務に近い形でのトレーニングが可能とされています。

また、講師陣の経歴も顔写真付きで掲載されており、会計分野やWeb分野などで実務経験と実績のある講師が担当していることが分かります。
専門性の高さに力を入れている姿勢がうかがえます。
この章のまとめ

公式サイトだけでは見えにくい部分も、YouTubeや資料を確認することで、キズキビジネスカレッジの「思想」と「本気度」がより具体的に伝わってきます。

こういった点は、他の就労移行支援事業所と比較する際の判断材料になりますよね。
では、ここまでにご紹介してきたキズキの考え方は、在宅型支援ではどのように実現されているのでしょうか。
キズキビジネスカレッジの「在宅オンライン型支援」の特徴

前章では、キズキビジネスカレッジを全体から俯瞰した時の特長について解説してきました。
精神疾患を抱えた状態で就労移行支援事業所を探している方のなかには、
このように考えている方も多いのではないでしょうか。

キズキビジネスカレッジでは、「在宅での利用にも対応している」と、公式サイトや資料に明記されています!
キズキビジネスカレッジの在宅オンライン利用の条件と仕組み

キズキビジネスカレッジ公式サイトにある「よくある質問」によると、在宅での利用は可能と明記されています。ただし、いくつかの条件があります。
つまり、日常的にはオンラインで受講する場合であっても、月1回は校舎へ通所する必要がある仕組みです。
また、校舎がある県以外の地域に住んでいる場合でも利用は可能とされており、遠方の方がオンライン中心で受講し、月1回対面面談を行っている例も紹介されています。そのため、「最初は必ず毎日通所しなければならない」という形ではなさそうです。
また、「毎日通う必要はありません」とも明記されており、通所頻度は個々の状況に応じて調整できる仕組みになっています。
他には、在宅利用を選んだからといってまったく通所での利用ができないわけではなく、通所とオンラインを組み合わせることも可能です。

ポイントとしては、月1回は対面面談があって通所の必要がある点や、利用開始には自治体の判断が関わる点は、事前に確認しておきたいところです。
▶ 参考として、2026年2月時点のキズキビジネスカレッジ校舎所在地一覧を掲載しておきます。
大宮校/西船橋校/神田校/新宿御苑校/新宿校/八王子校/横浜校/武蔵小杉校(2026年3月開校)/名古屋校(2026年5月開校予定)天王寺校(2026年3月開校)/大阪梅田校/大阪梅田北校/神戸三宮校
所在地の詳細などについては、公式サイトをご覧ください。
【公式サイト】▶ キズキビジネスカレッジ
キズキビジネスカレッジは在宅でも専門スキルを習得できる環境

在宅での訓練で、「本当にスキルが身につくの?」と不安になる方もいるかもしれません。
キズキビジネスカレッジの公式サイトには、在宅訓練を活用しながらプログラミングスキルを習得し、ホワイトハッカーとして就職した利用者の体験談も掲載されています。
専門分野のカリキュラムがオンラインでも受講できる設計になっているため、通所が難しいケースでも学習を継続できる点は大きなメリットといえそうです。

また、オンライン面談や個別サポートもきちんと実施されており、孤立しにくい仕組みが整えられていることも公式情報から読み取れます。
【公式サイトはこちらです】▶ キズキビジネスカレッジ
キズキビジネスカレッジの在宅オンライン利用についてのまとめ

キズキビジネスカレッジの在宅利用は、
という特徴があります。「体調に配慮しながらも、しっかり力をつけたい」という方には、現実的な選択肢のひとつになり得るでしょう。
キズキビジネスカレッジはどんな人に向いている?

ここまで、キズキビジネスカレッジの特徴を、公式サイトや動画発信の内容をもとに整理してきました。
改めて見えてきたのは、キズキが「安心できる居場所づくり」を第一にするタイプの就労移行支援というよりも、就職とその後の定着を強く意識した設計になっているという点です。
これらはすべて、「就職できる力をつける」という思想につながっています。
一方で、

まずは生活リズムを整えることから始めたい…
安心できる居場所がほしい…

強い負荷はまだ不安…
という段階の方にとっては、ややハードルを感じる可能性もあります。

個人的には、「本気で社会復帰・就職を目指したい」「もう一度スキルを身につけて自信を取り戻したい」と考えている方には、かなり相性の良い環境だと感じました。
特に印象的だったのは、雇用枠を最初から固定しない姿勢です。
一般雇用か、障害者雇用か。それはスタート時点で決めきらなくてもいい。
体調や自信の回復度合い、身についたスキルによって、進路は変わってもいい。
その柔軟さは、意外と大きな安心材料になるのではないでしょうか。
もし少しでも気になっているなら、まずは公式サイトや動画を見て、雰囲気を確かめてみるのもひとつの方法です。
いきなり決断しなくても大丈夫です。
「自分に合うかどうか」を知るための一歩として、情報を集めてみることから始めてみてもよいかもしれません。


すでにキズキビジネスカレッジが気になっているなら、まずは公式サイトや代表の動画をチェックしてみてください。
雰囲気や考え方を知るだけでも、自分に合うかどうかの判断材料になります。
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