転職や働き方について悩んでいるとき、
多くの人がやりがちなのが、
「一人で考え続けてしまうこと」だと思います。
私自身もそうでした。
誰かに相談するよりも先に、
ネットで調べて、
条件を並べて、
頭の中で何度もシミュレーション
し続けていました。

でも今振り返ると、
その時間がいちばん
視野を狭めていたように感じます。
なぜなら、
自分ひとりで考え続けていくとどうしても、
- 知っている範囲の情報
- 思い込み
- 過去の失敗や経験
の中だけで、答えを出そうとしてしまうからです。
今回の記事は、
「正解を教えてくれる人」を探す話ではなく、
選択肢を知るためには、
誰に・どう相談すればいいのか
について、私の経験をもとに整理していきます。
今すぐ何かを決めなくても大丈夫です。

ただ、
一人で考え続ける以外の道もある
ということを、持ち帰ってもらえたらと思います。
一人で考え続けると選択肢はどんどん狭くなる
転職や働き方で悩んでいるとき、

まずは自分で考えなきゃ
そう思う人はとても多いと思います。

もちろん、考えること自体は
悪いことではありません。
ただ、
一人でずっと考え続けていると、
知らないうちに視野が狭くなっていくことがあります。
たとえば当時の私は、
- 障害者手帳を取ったのだから、
障害者雇用で探すべき - 正社員でなければ将来が不安
- 有名な会社のほうが安心できる
- 非正規はできれば避けたい

こんな前提をほとんど
無意識のまま作ってしまってました。
情報不足より怖いのは「思い込み」
当時の私は、
情報がまったく無かったわけではありません。
転職サイトも見ていましたし、求人情報もそれなりに調べていました。

それでも今、振り返って問題だったと思うのは、「情報の量」ではなく
情報の受け取り方でした。
- 一般枠
▶ 自分にはもう無理 - 障害者雇用
▶ 条件が良いところが少ない - ここで失敗したら
▶ もう後がない
こうした思い込みがあると、
新しい選択肢が目に入っても最初から
「自分には関係ないもの」に映り、
無意識に排除してしまいます。
一人で考え続けるほど、こうした思考はどんどん強化されていきます。

この時点で、
選択肢を探しているつもりで実は
条件をかなり絞ってしまっていた
のだと思います。
「相談する」は、ラクして答えをもらうことじゃない
ここで少し、「誰かに相談すること」について、誤解されやすい点に触れておきたいです。
相談というと、
- 正解を教えてもらう
- 決断を代わりにしてもらう
- 自分で考えるのをやめる
みたいなイメージを持つ方もいるかもしれません。

しかし、
私が今までの経験から感じたのは、
相談の本当の役割は、
そこではありませんでした。
相談することで増えるのは、
「答え」ではなく「視点」です。
- 自分ひとりでは
思いつかなかった選択肢 - 知らなかった制度
- その状況なら、
こういう考え方もできますよ
という第三者の視点が増えます。

それだけで、
閉じかけていた世界が少し広がる感覚がありました。
選択肢を知るために誰に相談すればいいのか?
「誰かに相談したほうがいい」と言われても、実際にはこう思う人も多いはずです。
- 誰に相談すればいいのか分からない
- 相談したところで、
結局は一般論を言われそう - ちゃんと話を聞いてもらえる気がしない

私自身も、
まさにそう感じていました。
だからこそここでは、
精神障害がある状態で、
進路や働き方を考えるとき
という前提で、
現実的な相談先を整理してみたいと思います。
① ハローワーク|制度と選択肢を知るための場所
私が最初に「考えが動いた」のは、
ハローワークで話を聞いたときでした。
ハローワークというと、

求人を紹介されるだけでしょ?
事務的な対応だよね?
そんなイメージを持っている人も多いと思います。
でも実際には、
- 就職困難者・特定理由離職者といった「制度」の紹介
▶ 失業手当の受給日数に大きく影響 - 障害者雇用と一般枠の考え方
▶ それぞれの特徴 - 雇用形態の違い
▶ 正社員と契約社員など - 職業訓練などの情報
▶ スキルアップして選択肢を増やす考え方
など、

自分ひとりでは辿り着けなかった情報について、体系的に教えてもらうことができました。
私がはじめてハローワークに行った時の体験談についても書いています。
▶ 体調悪化で退職後ハローワークに行ったら想像以上に助けられた話
ここで重要なのは、
ハローワークは「答えを出す場所」ではなく、「選択肢を増やす場所」だという点です。
② 医師・支援機関|「今の状態」を客観的に見るため
精神障害が関わる転職では「働けるかどうか」よりも先に、
「どんな条件なら続けられるか」
を考える必要があります。
そのときに役立つのが、
- 主治医
- 就労支援機関のスタッフ
- カウンセラーや相談員
といった、日常の状態を見てくれている人たちです。
自分では「大丈夫」と思っていても、
第三者から見ると

今のあなたには、
それは負荷が高すぎるかもしれない
と、分かることもあります。

これは否定ではなく、
自分を守るための情報です。
③ 転職エージェント|情報の幅を広げるための存在
もう一つ、意外と見落とされがちなのが転職エージェントの存在です。
特に最近は、
- 障害者雇用に特化したエージェント
- 一般求人も扱いつつ配慮相談ができるところ
など、選択肢がかなり増えています。
エージェントの良いところは、
- 市場感(どんな求人が多いか)
- 条件交渉の余地
- 自分の経歴が
どの程度通用しそうか
を、比較的率直に教えてもらえる点です。
また、
ひとりで求人に応募していると、
不採用の場合に、
何がダメだったのか
理由が見えづらいです。

応募する前に現実を知れる
という意味では、
転職エージェントはかなり有効でしたよ。
相談先に「正解」はない
ここまでいくつか挙げましたが、大切なのはすべてを一人で決めようとしないことです。
一か所だけに相談する必要もありませんし、
すべてを鵜呑みにする必要もありません。

それぞれの立場の人から話を聞いて、それを聞いた自分がどう感じたかを材料にしていけばいいのです。
振り返りポイント
- 一人で考え続けるほど、
視野は狭くなりやすい - 相談は「答え」ではなく、
「視点」を増やすためのもの - 自分の状態と環境を、
客観的に見てもらうことが大切
この先、「どの選択肢を選ぶか」は人それぞれ違います。

でも、
選択肢を知らないまま選ぶことだけは、できるだけ避けてほしい
というのが、今の私の率直な気持ちです。
次の記事では、実際にどんな相談先があったかを書いていきます。
私が使った/使わなかった理由も含めて整理します!


